高血糖って?
インスリンというホルモンの作用が不足することによって過剰なグルコースが血液中に貯留すること。
血中のグルコース(血糖値)は、通常100㎎/dlであり、食後でも140~160㎎/dlをこえることはないです。
しかし、インスリンの作用不足により糖代謝が乱れると高血糖状態になります。
高血糖の症状
血糖値が160~180mg /dlをこえると尿中にグルコースが放出されて尿糖が陽性となります。
高血糖が持続する場合、尿糖が増え、尿の浸透圧が上昇するためにグルコースと共に大量の水分が排出され、脱水となります。
さらに、グルコース1gは4Kcalあるため、1日に100gの尿糖が排出される際には400Kcalものエネルギーを消失することになります。
そのため、多尿、脱水に伴う口渇、多飲、体重減少などの症状が引き起こされます。
高血糖となる原因
インスリンの作用不足は膵β細胞からのインスリン分泌の低下、肝臓・筋肉・脂肪組織におけるインスリン抵抗性の増強のいずれか、または双方によって引き起こされます。
高血糖の対処・治療
糖尿病の治療参照。
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